
どうしてお互いの欠点探して 傷つけ合ってばかりいるんだよ
百の罵声をあびせるよりも 好きなもん一つ
胸張って言える方がずっとカッコいいだろ
何が嫌いかより
何が好きかで自分を語れよ!!!
出典:西公平「ツギハギ漂流作家」
主人公、吉備真備の言葉
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作品は知らなくても、このセリフを知っている人は多いと思います。
主人公は自らの冒険譚を「漂流録」として出版する漂流作家。
物語終盤で犬派猫派に分かれてお互いを殺し合っている村にたどり着く…。
作品中では殺し合いという極端な例となっていますが、身近な物事にも当てはめることができるのではないでしょうか。
個人の好きという感情は尊重されるべきもの。
自分が何かを「好き」だと思うのと同じように、他人も別の何かを「好き」だと感じている。
相手を否定することで自分を肯定するのではなく、
自分の好きなものはこれなのだ。と
胸を張って言えるようになりたいものです。